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【Talk & Exhibition】「I came back home」
2/1(Sat) BOOKS f3 (新潟) http://booksf3.com/
2/2(Sun) IACK (金沢) http://iack.studio/
2/8(Sat) Pulp (大阪) https://pulpspace.org/
2/9(Sun) haiku (京都) https://www.haku-kyoto.com/
2/11(Tue) C7C (名古屋) http://c7c.jp/
2/22(Sat) BOOKNERD (盛岡) http://booknerd.jp/

 この度、山谷佑介は、本年9月に敢行した「Doors」ヨーロッパツアーの帰国報告展覧会「I came back home」を全国で開催いたします。

 「Doors」とはパフォーマンスと写真撮影を融合させたセルフポートレート作品です。山谷は自身の意思を排したセルフポートレートを撮影するために、特殊な装置を考案し、2018年春より日本国内でパフォーマンスを行なってきました。会場ではドラムセットの周囲に3台のカメラを設置し、ドラムを叩いた振動をセンサーが感知すると強烈なストロボ光を放って山谷自身や観客、会場の様子が撮影されます。撮影された写真はパソコンを経由して、複数台のプリンターから絶えずプリントアウトされます。不規則に切られるシャッターと暗闇に放たれるフラッシュは、山谷の姿を残像として観客の瞼に焼き付け、プリンターから大量に出力された写真はそれとは違うイメージを生み出すなど、パフォーマンスから写真の生産に至るまでの一連の流れは、人間の意識や物事をみる眼差しの歪みや複雑さを浮かび上がらせました。

 2019年9月、山谷は必要な機材をバンに詰め込み、ヨーロッパ6カ国を巡るパフォーマンスツアーを敢行しました。走行距離4,980km、全8回のパフォーマンスで撮影された写真は3,563枚にのぼりました。今回の帰国報告展覧会では、その全ての写真がプリンターから出力され、会場内に積み上げられていきます。また、来場者はそのプリントを自由に自宅へと持ち帰ることが可能となっています。

 今回の旅を振り返り山谷は「俺はずっと剥ぎ取ろうとしてきた。でも、取ろうとしないで、こちら側を剥ぎ取った。そしたらそこには優しい世界がありました。」と述べています。SNSなどを通して日々多くの写真や情報を目にし、常に何者かからの視線の中を生きる相互監視的な社会の中で、自らの身を持って、アナログな方法で写真という行為に飛び込んだ写真家の軌跡を、作家自身の言葉と共にどうぞご高覧ください。